食物アレルギー、気管支喘息、長引く咳、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、じんましんなど、近年アレルギー疾患でお悩みのお子さまが増えていると思います。
これらのアレルギー疾患に対して、的確な診断をし、アレルギー学会認定専門医だからこそできるきめ細やかな指導・治療ができるように心がけています。
アレルギー外来では、アレルギーでお悩みの患者様1人に対して、20分の枠を設けております。
一般外来でのご相談は、冬場など患者様が多い時はどうしてもあわただしくなりがちですが、アレルギー外来ではゆっくりとご相談いただけます。
専門外来なので、風邪などの感染症の患者様もいらっしゃいません。
アレルギーの相談をしたいけどクリニックで他の病気がうつってしまうのも心配だ、という方にも安心して受診していただけます。
アレルギー疾患でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
診察時間
火曜日 14:00~16:00
ご予約方法
当院受付にて直接していただくか、お電話でも承っております。
アレルギー専門外来
気管支喘息について
気管支喘息とは、ゼーゼーヒューヒュー呼吸が苦しくなる発作を繰り返す病気です。
治療は、気道にある炎症を改善させる内服薬・吸入薬などを使います。発作の頻度などで治療の選択が異なります。
重症度を診断し治療を選択していきます。
アレルギー検査、呼吸機能検査などを行い、生活指導や今の気管支の状態を見極めながら診療していきます。
アトピー性皮膚炎について
アレルギーの体質のあるお子さまが、皮膚の湿疹がよくなったり悪くなったり、慢性的に繰り返す病気です。
治療は、スキンケア、軟膏塗布が中心となります。
アレルギーエデュケーターと協力しながら、適切な体の洗い方や軟膏塗布指導を行っていきます。
食物アレルギーや、ダニやハウスダストなどが皮膚の悪化原因と考えられ場合適切な原因除去指導を行います。
食物アレルギーについて
食物アレルギーは、ある特定の食物を食べた後、アレルギー反応により、じんましんなどの皮膚症状、嘔吐や下痢などの腹部症状、咳やぜーぜーなどの呼吸器症状を起こす病気です。
食物アレルギーは適切に診断し原因食物を一定期間適切な除去を行えば成長とともに問題なく食べられるようになるお子さまが多いです。
診断が難しいこともありますが、病歴、血液検査などから適切に診断し、除去の指導や、食べられるようになったか見極める経口負荷試験もアレルギー外来で行っています。
除去食品が多いお子さまについては、栄養面で不安になることもあると思いますが、管理栄養士に食事の栄養バランスについて相談をしながら除去食を薦めていきますのでご安心ください。
アレルギー性鼻炎・結膜炎について
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどを起こします。花粉による季節性のものとダニ・ハウスダストなどによる通年性のものがあります。
最近は花粉症も低年齢化が進んでいると言われ、2歳くらいでも鼻炎症状がでるお子さまもいますが、風邪など感染症との見極めが大事です。
血液検査や鼻汁中の好酸球という物質を調べることで、適切にアレルギー性鼻炎の診断を行います。
治療は抗ヒスタミン薬の内服薬、点鼻薬、点眼薬などを使用します。
じんま疹について
蚊に刺されたようなかゆい発疹が体中に出現する病気です。
食べ物が一番頭に浮かびやすいですが、感染症やストレスなどで起こることもあり、原因がはっきりしないことも多いです。
アレルギーなど血液検査で原因検索を行い、抗アレルギー薬の内服などで治療を行います。
長引く咳について
咳は日常診療で最も多く相談される症状の1つです。
とくに咳が3週間以上続く咳は遷延性咳嗽、8週間以上続く咳は慢性咳嗽と言われ、診断や治療が難しいことも多いです。
長引く咳の原因には、マイコプラズマ、百日咳などの感染症や咳喘息などのアレルギー疾患など原因は様々です。
それぞれ治療が異なるため、診断をしっかりした上で治療を選択することがポイントです。
咳嗽に関する専門医として経験をいかしそれぞれの疾患に応じた治療を選択していきます。